低学年から始める人が急増!語彙・計算力をトレーニングする方法

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日本速脳速読協会の提供する「速読解・思考力講座」の受講者のうち、小学校低学年の受講者が急増しています。
2018年は小学校低学年が2,522名、小学校高学年が10,019名でしたが、2020年には小学校低学年が159.2%で4,014名、小学校高学年が102.7%で10,290名となりました。

「速読解・思考力講座」は、速読力だけでなく読解力や脳トレ、教科トレーニング(時事問題・語彙力・計算力)も豊富に搭載されています。学習指導要領の改訂や入試改革が進む中、情報処理力・読解力・語彙力を、早い時期から子どもに身につけさせたいという保護者の関心の高まりが表れていると言えるでしょう。

学習の差になる「語彙力」を鍛える方法

漫画もOK!楽しく読書をする

読解力の差には、語彙力の差が大きく関係していると言われています。本を読む人と読まない人では、読む人のほうが語彙力が高いということは実生活でも感じる方が多いのではないでしょうか。

読書を始めるときに大切なことは、"楽しむ"ことです。
そのため、難しい本を読む必要はありません。まずは絵がついた本や、漫画、雑誌でもいいので、読みやすいものから始めましょう。その子自身の興味や趣味を尊重し、楽しく読める本選びをしてください。

親子や他人との会話を増やす

読書以外で、語彙力を増やす大きな要因は会話にあります。子どもは大人の会話を聞いてどんどん語彙を習得していきます。少し難しい言葉も混ぜながら、具体的に話すように心がけましょう。

【子どものとの会話で気をつけたいこと】

・主語や目的語を省かないように心がける
・少し難しい言葉も会話に混ぜる
・家族以外の親戚や地域の方とも会話をする
・聞くだけでなく、話をする

子どもに「今日、学校どうだった?」と聞いても「うーん、普通」「いつもと一緒」と具体的に話してくれないといった経験はありませんか?もしかすると、質問が漠然としすぎていたり、話したいことはあるけれどどう伝えたらいいのかわからないのかもしれません。
大人からも具体的に聞く・話すことを気をつけて会話をすることが大切です。大人が自分自身の話をしていれば、子どもも自分から「今日はね……」と、話し方を真似て今日の出来事などを教えてくれるかもしれません。

日常生活に必須の「計算力」を鍛える方法

道具やイラストを使って、数についての感覚を豊かにする

小学校低学年では、意味を理解しないまま公式などを暗記したり、計算を速く処理する技能を求身につけるなど、形式的な学習ばかりするのではなく、計算の仕方の基に原理・原則があることを理解することなどが大切です。
イラストやおはじきやなどを使って、数の大小や順序を知り、次第に数の概念や表し方を理解できるようにしていきます。また生活の中で実際に数を使うことで、数を使うよさを感じ、数についての感覚を豊かにしていくことができるでしょう。

参考:文部科学省【算数編】小学校学習指導要領

数字(数式)だけで計算する

計算の感覚を理解することができたら、反復学習を行いましょう。
たとえば、16-9の計算式を見た時に、

「10このおはじきから9を引いて、のこり1と6を足す」
と、いちいち頭の中でおはじきを数えていては、テストで時間が足りなくなってしまいます。

「16-9=7」
と、すばやく計算できるように繰り返し計算問題に取り組みましょう。

低学年におすすめの語彙力・算数(計算)トレーニング

語彙力・計算力を鍛えるためには、自分のペースに合った方法で楽しく"続ける"ことが大切です。日本速脳速読協会の提供する「速読解・思考力講座」は、2021年に低学年向けコンテンツが更に追加リリースされ、より自分の実力に合った内容でスタートできるようになりました。
また、小学校低学年の受講生が年々増えており、2020年は2018年から159.2%となり4,014名が受講しています。

【国語】読み解く力を鍛える

一人ひとりの読書速度に合わせた速読トレーニングを基本に、国語力を支える語彙や要約の力を養いながら、言葉の意味や働き・文章の仕組みを正しくつかみ、内容を理解する「読解力」も培っていきます。

【算数】考え抜く力を鍛える

計算などのように反射的に解ける問題で情報処理スピードを高めたうえで、さらに、よく考えないと解けない算数的思考力問題に取り組み、考え抜く力を培っていきます。

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まとめ

語彙力・計算力はすべての教科に必要な力

  • 語彙力を鍛えるには読書と会話が大切
  • 計算力を鍛えるには、道具やイラストを使って、数についての感覚を豊かにしたあと、計算問題に取り組む
  • 小学校低学年コンテンツが豊富な「速読解・思考力講座」でトレーニング

語彙力・計算力はすべての教科の基礎となる力です。これからのテスト・入試では"暗記"ではなく、思考力や情報処理能力が求められるため、基礎ができていなければ問題を読解することができません。低学年のうちにしっかりと基礎を鍛えましょう。

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